コマ撮り用微動特機


https://studio-placebo.jp/2022/wp-content/uploads/2022/08/shimoi_01.jpg
下井 / 溝口 / 関口

戦車のような容姿からついた通称が「コマ撮りタンク」。
フィルム時代は人形を釣り糸で制御するのが主流でしたが、時代が変わり、デジタル化が進むと「吊り」から「棒」で人形を支えることが可能となりました。

そこで吊り用の真鍮製ラック&ピニオンを流用した装置が使われるようになり、それが「タンク」と呼ばれるようになります。
アニメーターはそれぞれ独自に工夫を重ね、弊社溝口は精度の高いカメラ用のベローズを改良した微動装置を考案し、2013年10月に導入します。

今では主流になりつつあるこの手法ですが、タンク制作の敷居を下げる一因となっているのではないかと…



https://studio-placebo.jp/2022/wp-content/uploads/2022/08/shimoi_01.jpg
下井

動かす対象物のサイズや重さなどによって使用する装置を変えます。ここでは対象物に完全に隠れるくらい小さいものや、三軸のタンクなど、サイズは様々です。



https://studio-placebo.jp/2022/wp-content/uploads/2022/08/shimoi_01.jpg
下井

コマ撮りタンクたち。
(タンク制作:下井 / 溝口)



https://studio-placebo.jp/2022/wp-content/uploads/2022/08/shimoi_01.jpg
下井

コマ撮り撮影に使用される多種多様なロッドやボールジョイントなど。
関節師の方に特注でお願いしたものや廃盤となった市販の接続具など形は様々です。



https://studio-placebo.jp/2022/wp-content/uploads/2022/08/shimoi_02.jpg
下井

その都度、増えていく自作の道具たち。

TOP